ナルヴァリス・サルミオ

秘密を守る噴水

タルヴェイの古い広場に佇む、不思議な力を持つ噴水。その水に触れると、秘密を守る力が与えられるという。

ナルヴァリス・サルミオは、タルヴェイの中心部にある古び付いた石造りの噴水だ。その姿は一見すると何の変哲もない噴水だが、水面をよく見ると、かすかに紫がかった光を放っているのがわかる。

伝説によれば、この噴水の水に手を浸すと、その人物が抱える秘密を守る不思議な力が与えられるという。秘密を知られたくない者、重要な情報を守りたい者たちが、こっそりとこの噴水を訪れるのだ。

しかし、その効果には代償がある。噴水の力を借りた者は、自分の秘密を守る代わりに、他人の秘密を聞く能力を失うのだ。つまり、誰かが自分に秘密を打ち明けても、それを理解することができなくなってしまう。

タルヴェイの人々は、ナルヴァリス・サルミオを畏き者イドルクトの恩寵が宿った場所だと考えている。噴水の周りには常に人々が集まっており、中には秘密を守るためではなく、単に噴水の不思議な力に魅了されて訪れる者も多い。

都市の統治者たちは、この噴水の存在を観光資源として活用しようとしているが、一方で噴水の力を悪用する者が現れることを懸念している。そのため、噴水の周囲には常に警備員が配置され、怪しい動きがないか監視が行われている。