ヴァリンディス

極めて強大な畏き者であり、大陸の地下深層と鉱石を司る存在として知られている。その威厳に満ちた名は、歴史書や神話に頻繁に登場し、地下の神秘としての彼の存在は広く崇拝されている。

地下の守護者

七国期の初頭、713年に記録された「ディラスクリプト」によれば、ヴァリンディスは地下世界の王とも称され、彼の恩寵を求める者たちが次々と地下深くへの挑戦を試みてきた。これはヴァリンディスの加護が鉱石や宝石の採掘、さらには地下資源の利用に大きな影響を持つと信じられているからである。彼の力の一部を借りることで、通常の方法では得られない貴重な資源を採掘することができるとされていた。

一方で、ヴァリンディスの怒りや不機嫌は地下の活動として現れることが知られている。827年の「ヴァルマンドの地震」や、876年の「ティリア火山の噴火」は、ヴァリンディスの怒りが原因であると広く信じられている。これらの自然災害は多大な被害をもたらしたが、それにもかかわらず、ヴァリンディスへの崇拝心は衰えることなく、むしろ増していった。

崇拝の歴史

特に、カレニア地方では、山の畏き者と並ぶ存在としてヴァリンディスを崇拝する文化が発展してきた。815年にカレニアの首都で建てられた「ヴァリンディス大神殿」は、彼を讃える壮麗な彫刻や絵画で飾られており、多くの信者が集まる聖地として知られている。この神殿には、ヴァリンディスの恩寵を得るための祈りや儀式が日々行われており、特に鉱石や宝石を求める者たちが参拝に訪れる。

ヴァリンディスの影響力は、歴史を通じて大陸の多くの地域で感じられるものであり、彼の存在は人々の心に深く刻まれ続けている。