セルトラ

この世界の天空と気象を統べる極めて強大な畏き者として知られる。多くの文献や伝説において、彼の存在は天空全体を覆っているとされ、その莫大な力の範囲は雲の流れから風の向き、雷雨や晴天まで広がっている。セルトラの意志や脈動は直接的にこれらの現象を制御し、それゆえにこの畏き者は絶えず人々の生活や文化、そして信仰の中心に位置づけられてきた。

フェダスの古文献『アルティムスの詩』(729年)には、セルトラが天空を舞台に他の畏き者との闘争を繰り広げ、最終的に空の支配者としてその座を手中に収めたとの記述が存在する。この闘争に関する詳細は不明だが、セルトラの強大さとその支配力を裏付ける貴重な根拠となっている。

信仰

セルトラへの信仰は、特に航海や農業を生業とする民族や地域において強い。タルヴェイの都市カスピアでは、毎年春の到来を告げるセルトラ祭りが開催され、人々は豊作や安全な航海を祈願する。この祭りにおいて、セルトラの神託を受けるとされる巫女や神官が重要な役割を果たすと伝えられている。

また、群王期の720年には、セルトラの力を象徴する石碑がイシェッドの首都オルガリスに建立された。この石碑には、セルトラの力と恩寵を永遠に称賛し尊ぶとの誓いが刻まれており、多くの信者や旅行者がこの地を訪れてその偉大さを目の当たりにしている。