エヴァリナ

エヴァリナはあらゆる超常の核となる要素であり、世界の全てに深く影響を与えている。

崇願期1年、大陸中央で起きた超巨大爆発とともにエヴァリナは生じたと考えられているである。その瞬間から今日我々がエヴァリナと呼ぶ新たな仕組みが世界に導入され、そして世界は姿を変えた。

畏き者恩寵

エヴァリナによって、世界はティリュオンに満ち溢れた。そして「畏き者」と呼ばれる強大な存在が大陸各地に現れた。畏き者はエヴァリナの高度な凝集と解釈され、多くの力を持つ存在として人々に畏怖された。畏き者たちの出現によって、人々は彼らとの関係を築くことを余儀なくされ、新しい宗教や信仰が形成される。

畏き者たちの出現に伴い、彼らから与えられる特別な力を「恩寵」と呼び、これを得ることは多くの人々の願望となった。恩寵はエヴァリナの一形態と捉えられ、その力を利用することで、人々は様々な超常現象や技術を生み出すことが可能となった。恩寵の存在は、エヴァリナと畏き者との関係をより密接にし、さらにその重要性を際立たせることとなった。

集合の原理

エヴァリナの研究と理解が進む中、ティリュオンを基本単位とする一連の集合の原理が明らかにされ、それはエヴァリナの力や現象の背後に存在する秩序として広く認識されるようになった。

ティリュオン

ティリュオンはエヴァリナの最も基本的な単位として、この世界のあらゆる物質や生命に織り込まれている。それは大気や水、土や生物、そして人々の魂にまで存在し、この世界の全ての基盤となる存在である。

リュアク

ティリュオンがある程度集まると、リュアクという集合体を形成する。リュアクは微細ながらも独自の特性を持ち始め、弱い恩寵の源や、特定の物質や生命の特性を持つこととなる。

シスタ

リュアクが更に集結すると、シスタという存在に変化する。シスタはリュアクよりも複雑な力を持ち、弱い畏き者や有用な恩寵の源となる。これにより、多くの自然現象や奇跡のような出来事が起こる原因ともなった。

セファ

シスタが集合し形成されるセファは、その力と存在感から強大な畏き者や恩寵の源となる。セファの存在は大陸の歴史や人々の信仰、文化に多大な影響を与え、多くの伝説や物語の中心となった。

ヴァン

セファが集結し形成される最も強大なヴァンは、最大級の畏き者や伝説的な恩寵の源となる。その力は絶大であり、歴史上ヴァンの力を制御し得た者は数少ない。

エヴァリナの成立とフェグスター

こうした力の体系は崇願期後期、超常の現象やその背後に存在する秩序についての理解を進め、多くの学者たちによって学問として体系化され始めた。ティリュオンからヴァンまでの集合の原理は、この時期の研究の成果として明らかにされ今日のあらゆる基盤となっている。

フェグスター

畏き者との戦い、人と人の戦い、そして日常生活においてまで、恩寵の力は欠かせないものとなっていた。しかし恩寵を得る機会は限られ、また畏き者の気紛れによって失われもする。それを変える技術として、恩寵を通さないエヴァリナの利用法であるフェグスターが群王期の半ばに成立する。

フェグスターは人間が恩寵を持たずとも、直接自らの身体でエヴァリナを利用するための機構であり、メイゼン、リータンフ、イゼーの3人の学者によって考案された。この技術の登場により、恩寵を持たない者も畏き者と戦い、エヴァリナを活用することが可能となった。

ビテンのメイジャ殺し

フェグスターの普及と共に、その力を駆使する者たちが現れる中、英雄ビテンの功績は人々の認識を変えた。彼はフェグスターによって心を蝕む畏き者メイジャを打倒し、人間が単独で畏き者に対峙し得ることを証した。