ミアゼンタの浮遊島事件
ノルセリアの沖に突如出現した謎の島
七国期1045年、ノルセリアの主要港湾都市ミアゼンタの沖合約10キロメートルの地点に、突如として巨大な浮遊島が出現した。この出来事は「ミアゼンタの浮遊島事件」として知られている。
島は直径約2キロメートル、高さ約500メートルの円錐形をしており、その表面には見たこともない植物が生い茂っていた。さらに驚くべきことに、島全体が海面から約50メートルの高さを保ったまま、ゆっくりと回転していたという。
ノルセリアの政府は直ちに調査隊を派遣したが、島に近づこうとすると不可思議な力で押し返されてしまった。約1ヶ月間その場に留まっていた浮遊島は、ある日突然、激しい光を放って消失した。この現象の原因は今も不明だが、畏き者の仕業ではないかと推測されている。