ヴォルティスの魔法戦争

カレニアで勃発した魔法使いたちの抗争

七国期1119年から1121年にかけて、カレニアの山岳地帯で魔法使いたちによる大規模な抗争が発生した。この出来事は「ヴォルティスの魔法戦争」として知られている。

きっかけは、強力な魔法の源泉「ヴォルティスの泉」の発見だった。この泉の支配権を巡り、カレニアの二大魔法結社「銀月会」と「赤炎団」が激しく対立。両者の戦いは、山々を焼き尽くし、天候を操り、時には現実をも歪めるほどの規模に発展した。

この戦争は周辺国にも影響を及ぼし、最終的には七国の共同介入により終結した。しかし、戦いの影響で「ヴォルティスの泉」は枯渇し、カレニアの魔法文化は大きな打撃を受けた。この事件以降、魔法の使用に対する規制が厳しくなり、魔法使いの社会的地位も低下することとなった。