ゼクヴァルタの幻影都市

グリトリュ砂漠に出現した幻の都市

七国期945年、グリトリュ砂漠の東端に、突如として巨大な都市が出現したという報告が相次いだ。「ゼクヴァルタの幻影都市」と呼ばれるこの現象は、多くの探検家や学者たちの注目を集めた。

目撃者の証言によれば、都市は黄金の塔と水晶の宮殿で構成され、周囲には豊かな緑地が広がっていたという。しかし、都市に近づこうとすると、砂嵐が発生し、姿を消してしまうのだった。

エヴァリナ学者たちは、これを畏き者ゼクヴァルタの仕業ではないかと推測した。幻影都市の出現は不定期に続き、時には数ヶ月間姿を現さないこともあった。現在も、この現象の真相は解明されておらず、砂漠を訪れる冒険者たちを魅了し続けている。